「クラスメートと意見が合わない」
「どうしても三日坊主になってしまう」
「大勢の前で発表するのは緊張する」

学校生活においても、慣れないことや物事が思い通りに進まず、ストレスを感じる場面は多々あります。また、スマホ、ゲーム、テレビやインターネットにより、情報が溢れかえっている世の中では多くのことに触れられる反面、一つのことに集中することが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

そのような現代社会で注目を受けているのは脳科学をはじめ、多様な分野でストレス軽減や集中力の向上に効果があると実証的研究報告が発表されている「マインドフルネス」である。その効果を求めて、既に世界の有名校やトップ企業はマインドフルネスを自らのプログラムに取り入れている。

マインドフルネスとは「集中すること」「気づき」等、たくさんの類義語を使って説明されることがあるが、一つの定義としては「意識的に注意を向けること」が挙げられる。

マインドフルネスを取り入れることで雑念、ストレスに妨げられず、より意識的に目の前にある状況や状態に集中することが可能とされる。上記のようにストレスを感じる状況でも、マインドフルネスを活用し、まず自分がストレスを感じている状態にいることを意識することで次の行動を冷静に選ぶことができる。

脳の仕組みとマインドフルネス

マインドフルネスの効力を理解するにはまず脳の仕組みを学ぶことが重要である。

人間の脳には新しいことや慣れていないことに対し、不安や緊張感を感じさせる機能が備わっている。その仕組みによって異なる意見や新しい環境や試みに対して抵抗する傾向がある。

このような脳の仕組みを知ることで自らの思考回路をより深く理解できる。

そしてマインドフルネスを取り入れ、今まで意識を当てていなかった思い込み、癖や感情の起伏、また反射的に行ってしまう行動に気付くことで、自らの思考や行動パターンをより客観的且つ明確に把握することが可能となる。

今まで行ってきた自分の思考回路や反射的な行動パターンから一歩距離を置き、目の前にある状況に集中することで、より建設的で柔軟な考え方に自ら切り替えることが自由に選択できる。

マインドフルネスを取り入れ、繰り返し実践することで反射的な行動や感情に振り回されず、日常的に現れる課題にも柔軟に対応することが誰でも可能となる。

成績にも好影響をもたらすマインドフルネス

脳科学を始め、多様な分野でマインドフルネスの研究が行われており、今までもたくさんの研究を通じて集中力の増加、ストレスの減少などが発表されてきたが、昨今では学校の成績へも好影響を与えていると発表されている。

テキサス大学とオレゴン大学が発表した共同研究の結果では、短期的なマインドフルネス・プログラムに取り組んだ13〜18歳の生徒において、感情の自己管理力、集中力および成績の向上が観察された。マインドフルネスプログラムを行わなかった他のグループでは同じような改善は確認出来なかった。マインドフルネス・プログラムに取り組んだ生徒は文学、数学、第二言語の成績で明らかな向上が見受けられた。今後も更なる研究が必要であると発表しているが、教育現場を対象とした研究が世界中で進む中、他にも成績への好影響を証明する研究結果が発表されることに期待が高まっている。

マインドフルネスの自己管理力や集中力の向上効果はすでに膨大な研究結果や実例を通して確認されており、多くの教育機関がそれらを求めて自らのプログラムにマインドフルネスを取り入れている。

自己管理力や集中力の向上に加え、成績への好影響も確認されたことで、教育界がマインドフルネスを取り入れる動きはさらに加速するのではないだろうか。

*“Orange and Blue Brain Anatomy Hoop Art. Hand Embroidered.” is copyright (c) 2013 Hey Paul Studios and made available under a Attribution 2.0 Generic license

 

ImaginExワークショップでのマインドフルネス:
ImaginExのワークショップでは最新の脳科学の視点から自分の思考回路や反射的な行動パターンを理解し、今まで意識を当てていなかった思い込みや抵抗に気付き、それらを乗り越えるマインドセットを習得します。コミュニケーションとチームワークが必要とされる実践型チャレンジに取り組むことによって「学び」を実用的な「応用」へと繋げます。